サスマタ

刺又、サスマタです。よく時代劇の捕り物で御用の人が持っている先端がUになった武器です。

最近は物騒な世の中に(統計的にではなく体感的にw)なっているそうなので学校に常備してるそうです。

何でこんなことを書いているのかというと地方のニュースで学校に侵入者が入ってきた際!の訓練として学校の先生がサスマタの扱い方を練習していたのを見て言いようのない気持ちの悪さを感じたんで感覚を整理するために書いてます。

自分が顧客、つまり親だとしたら学校の先生に「命を懸けて子供を守れ」とは決して言えない。

学校の先生は指導者であって警備員でも警察でもないんで、そこまで要求するなら学校を武装要塞化して警備員常駐にするか教員免許の科目に警察並みの訓練を入れるべきだと思う。

かといって侵入者が来たときに真っ先に教員が逃げ出したらそれは職務放棄だ。

危険が起きた際に生徒の非難と安全を最優先にするのが義務だと思う。

つまり火事が起きたら最後まで残って生徒を避難させる義務はあるけど燃える校舎の中に飛び込んで助けに行く義務はないという感覚。

現状としてその妥協点がサスマタなんだろうと思う。

つまり生徒の安全を確保するときに、自分や生徒を守るためにサスマタを使ってどうにかしろと。

ここでサスマタというのが気持ち悪さの原因だということがわかってきた。

サスマタは非殺傷性の武器で相手を傷付けないで捕らえるための物だから、これの訓練をするということは侵入者を怪我させないでどうにか止めてね、ということを意味してると思う。

それは教員の仕事ではなくて警察の仕事じゃないか、命を懸けてそんなことをする義務があるのか?

思想としては槍や薙刀の殺傷性の武器のほうがまだわかる。

なんというか職務としてではなくて人間としてやむ得ない状況で自分や生徒を守る感じがする。

もちろん生徒を守るために侵入者を殺す訓練をするほうが思想的にもサスマタよりよっぽど気持ち悪いけど

殺傷能力を持った凶器を持った犯人に対して非殺傷武器で立ち向かわせるというのもなんだか気持ち悪い。

サスマタの有効性はわかるけどね、思想の問題として。