私の家族は福島県に住んでいるが疎開しない理由

http://satoshi.blogs.com/life/2011/04/fukushima.html
妊婦に子供はいないけど、上のエントリを読んでかなりイラっと来たので書く。

「死にそうにお腹が減ってブドウにも手が届かない哀れで無力なキツネを見下して笑う底意地の悪いイヤな話よ」
「キツネは自分が死にかけていて無力でどうしようもないのが分かっていて『どうせあのブドウはすっぱいに決まってる』って負け惜しみを自分の心の最後の支えにしてるのに その哀れなキツネの精一杯の無様な矜持を満ち足りた者がよってたかって笑うのよ」

篠房六郎、百舌鳥谷さん逆上すより
アメリカに住んでBMVに乗り奥様はレクサスのお金持ちが「私の親戚が福島県にいたら子供と妊婦だけでも疎開させる理由」ですか。

いずれにせよ、そういう放射線の高い地域に住む事により、子供が10年以内に癌になったり、これから生まれる子供に障害が生ずる可能性が上昇することに関しては専門家の間でも意見が一致しているわけで、その確率がたとえ0.5%であれ0.05%であれ、影響を受けやすい子供や妊婦にはそんなところには住んでいて欲しくない思うのは人間の心情である。

彼はきっと自分にいくらお金がなくても「人間の心情」によって子供や妊婦を疎開させると主張するんだろうな、彼の定義では私は少なくとも人間の心情に欠けた「何か」なんだろう、まサイボーグですし。
チェルノブイリにだって人は住んでいる。飯舘村にだって子供はいる。
当事者の身になってと声高に主張する人ほど本当に他人ごとなんだなあと思わずにはいられない。