優しい嘘と暗黙の了解

http://d.hatena.ne.jp/yoghurt/20110415/p1
言いたいことは半分くらい飲めヨーグルトさんに代弁してもらってるなあ。
原発は福島が自ら進んで誘致してきた事業であるのは間違いない事実、そして県民に積極的に安全神話を信仰させるような教育をしてきたのも事実。
さんざん甘い汁を吸ってきて謝罪と賠償を請求してもねえ。

私は東電にはタテマエで腹を切る義務はあると思うけど、あくまでもタテマエで十分だと思う。技師が現場で逃げ出しても卑怯とは思わない、職業的責任はあってもそれ以上の仁義はないよ、福島のためとか日本のためとか気負いすぎ。
この世界に0リスクなんてものは存在しない。福島県も東電もそれは了解している。
タテマエとして0リスクを要求して、タテマエとして0リスクを売りつける、そこには、どこか暗黙の了解みたいなものがあったはずだ。
0.02%の嘘
http://www.lizard-tail.com/isana/archives/text/thought_about_radiation.html
より、一部改変
原発を誘致しても大丈夫?誰かにこう問われ、僕は一瞬迷い、大丈夫だよと答える。これぐらいなら大したことないよ。一瞬の躊躇を見抜いたのか、相手は怪訝そうな顔をする。
リンク先の人をおちょくるようで申し訳ないけど、40年前の福島の行政は本気でそう考えて原発を誘致したのかもしれない。アホな県民を納得させるための暗黙の了解、優しい嘘としての0リスク。

タテマエとして0リスクをうたったのならタテマエのために命はいただく、けども殉死は不要である。